異世界でモブキャラに転生したけどやっぱりチートでした!「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」
最近少しづつ暑くなってきたなと思ったら、もう6月…。
雨で外出できない日には家でダラダラと漫画を読むに限りますね。
そう思って本屋に足を運ぶと、ふと気になるのが…
なんだろう…異世界転生系の漫画がやたらと多くない?
ということ。
現実世界に疲れ果て、新たな人生を謳歌したいという需要の高さからなのかは謎ですが、
こんなに異世界転生系の漫画が多いと、どれを読んだらいいのか悩んでしまいますね。
異世界転生系とひとくくりにはいっても、その中身はカテゴリ分けできそうなほど多種多様なので自分の好みと違ったりするともったいない…。
そんな悩みを抱えている方に向けて、今回から異世界転生系の漫画の感想をいくつかお伝えしていきます!
まずは『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』
■ストーリー
主人公のリアンは5歳の時に自身の転生前の記憶を思い出す。
それは妹からとある(しょうもない)理由でクリアを命じられた乙女ゲームをコンプリートし、その後階段から足を踏み外すというシーンだった。
リアンが転生したのは、最後にプレイしていた剣と魔法とファンタジーにあふれた乙女ゲームの世界。
田舎からでてきた平民の主人公が貴族の学園に入学し王子様と…(以下割愛)
といういたって王道の学園恋愛ゲームなのだが、なぜか難易度の高いRPGや戦略シミュレーションが要素として組み込まれているというもの。
様々な点から乙女ゲームへの転生を理解したリアンであったが、なぜかその転生先は主人公でもメインの攻略対象キャラ(イケメン)でもなく、名前もわからないモブキャラ。
しかもこの世界、乙女ゲームであるがゆえにすべてが女性に都合がよく出来上がっており、男性の立場が非常に…ものすご~く弱い。
転生した国では弱い立場の男性は、20歳までに結婚できなければ、何十歳も年上の女性の愛人や後夫になるしかないという厳しい現実が待っていた。
リアンは、自身の貞操(?)を守るべく、本来であれば主人公が獲得していくはずのチート級アイテムを手に入れ、学園生活にモブとして足を踏み入れる。
主人公や悪役令嬢、攻略対象キャラたちとは関わらず、嫁探しに励もうと奮闘するリアンであったが、どういうわけか攻略対象キャラたちが主人公ではなく別の少女に心を寄せていることに気が付く。
主人公と入れ替わる少女が気になるリアンではあったが、彼の願いはただ一つ。普通でいたい。
ゲームの強制イベントも見守るだけで何も手を出すつもりは毛頭ない…はずだったのだが、断罪イベントフラグに一人狼狽える悪役令嬢を放っておくことができず、ついにリアンは名乗りを上げる。
そうして手にしたチート級アイテムを駆使し、意図せず成り上がっていくこととなる。
■ばな子の身勝手レビュー
全体的に特出したストーリー性は正直ない。
イラストも、ストーリー展開も、キャラクターも多くの漫画の中ではフツウ。
けれどまた続きも読みたいなと感じたのは
①展開がわかっているので安心して読める
②キャラに個性がある
③ばな子が個人的にメカが好き
④主人公と悪役令嬢の絡みが癒し!
⑤ストーリー上ムカつくキャラたちを、リオンがボコボコにする様がスカッとする
こんな感じです。もうね、ほとんど⑤といっても良いでしょう!!
しばらく耐えて耐えて~って感じではなく、存外サクッとぼこぼこにしてくれるのがイイ!!
この「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」は原作は小説ですが、ここでは漫画での感想を書かせていただきました。
現在は3巻まで発売されているようです。
もし漫画を読んでスカッとしたい方は一度読んでみてはいかがでしょうか?